tondokoro's willとんちゃんの遺言 

人生の楽しみ方を深く追求していこう!

PTA

先週末は、全国どこの学校でも行われているPTAが中心となって企画運営する年一度のイベントがあった。いわゆる学校フェスタである。企画段階から担当する委員会や本部役員にとっては1年間の活動の中で最も時間と手間のかかる企画である。世間ではPTA活動の簡素化が望まれてる中、このようなイベントの負担は非常に大きい。しかし、子供たちや地域の人たちのために行うこのような企画まで簡素化されたら、何のためにPTAがあるか、その存在すら不必要になってくるのではないだろうか。私のこのようなイベントを企画準備していくことが、親の学びだと思っている。準備段階において色々なトラブルや問題点などにたびたび遭遇しながらも、徐々に形を作り上げていき、本番当日を迎え、イベントをやり遂げること、この過程の中にこそ学びがあり、やり遂げた後の達成感や感動、会員同士のコミュニティが深まることが、子を育てる親にとっては、貴重な財産になると私は信じている。
何でも合理的に物事を済ませようとする今の社会状況の中で、どこかアナログチックで、手間と時間をかけないとできないことを敢えてやろうとする思いこそが今のデジタル的社会では最も大切なことで、大人が体をはってその思いを示し、子供たちに伝えなければならない重要な役割を担っていくのではないだろうか。

大人の背中を見て子供は育つ。