tondokoro's willとんちゃんの遺言 

人生の楽しみ方を深く追求していこう!

常識の裏の裏

常識の99%はウソである BYホリエモン

 

ということで私が携わっている土建業の常識を疑ってみることにしよう。

二昔前は談合が当たり前だった土建業。しかし時代は変わった。大手ゼネコンは時代の狭間の中で談合と競争を繰り返し、バレて指名停止になったり、停止が解けてはまた競争と談合・・・その繰り返しである。そもそもゼネコン(元請)が公共工事を談合なしでやること自体、疑ってみる必要があるのではないか。入札は競争かつ公正にという常識。この常識により、日本の多くの中小企業の土建業者が潰されてきた。ゼネコン(元請)が競争して低価格で落札したら、そのしわ寄せがくるのはいつも下請の中小企業だったのだ。つまり談合なしの価格競争は、生き残りサバイバルゲームみたいなもんだった。傍観者は入札競争は必要だという。しかし当事者は生死をかけた争いである。特に数年前の民主党時代は酷かった。コンクリートから人へ・・・・まさに人をコンクリートで固めて殺すような政策だった。しかしここ数年、安倍政権に変わり、労務単価が格段とあがり、工事の経費率もあがり、低価格競争であっても、落札できれば一定の利益を得れるまでに回復してきたのは間違いない事実である。しかし、まだまだこの業界は問題山積みである。外国人に頼るほどの深刻な人手不足、若者の肉体労働離れ、労務の高齢化、地域による格差、くじ引き(運)による落札者決定・・・。土木業でも十分な給料が得れるための国として対策が必要である。それでも談合は悪で、競争を強いられていくのか。そろそろ談合は悪だ!価格競争が必要だ!という常識を打ち破っていかなければならない時代に突入したと思うのは私だけだろうか。頭を使う人だけが高収入を得る時代よりも、体を使う人でも負けないくらい多く稼げる時代にしなければならない。(つづく)