キリスト教、イスラム教は100点の教え、
仏教は0点の教えと言われている。
前者は絶対的な存在である神を崇め、
自分の足りない部分を補完してもらい100点を目指す。
一方、後者は一切を捨てなさいという教え。
無の境地、すなわち0点を目指す。
宗教でもこれだけの違いがある。
この違いこそが人間の価値観の違いとも言える。
私はどちらかと言えば、仏教の教えの方が馴染みがある。
座禅を組んで邪念を捨てる行為や、
すべてを捨て去って身軽に生きる教えなど、
どこか日本人の気質に合うのが仏教という感じだ。
特に仏教を信仰しているわけではないが、
日本人の風習の中に根付いている仏教。
私自身も何か問題が起こった時など、
原点に戻って考えてみる行為、
すなわち0から再スタートしてみようと考えたりする。
無に戻ることが仏教の教え。
なるほど!もともと人間は無からはじまる。
無が有となってこの世に生まれ、
そしていずれは死を迎え、
再び無に戻る。
仏教の教えである「あるべきよう」だ。
この自然の流れこそが人生の生きていくうえで、
大事なことだと思う。
人間、生きていれば欲に翻弄され、
様々な事に執着心を持ったり、
人を妬んだり嫉妬したり・・
本当に面倒な生き物だ(笑)。
しかし「あるべきよう」という気持ちがあれば、
いずれそれらがすべて消え去ったとしても、
そこに残るものは空だけ。
まさに無の境地。
人間はもともと無なのだから。
最後に面白い法則を紹介する。
禅の世界では有ることも、無いことも、空と説いている。
有をx、無をx2、空を0として、
有と無は空で等しいわけなので「x=x2」とする。
これを因数分解すると、
「x(1ーx)=0」となる。
論理的も証明できる仏教の教え!
なかなか興味深い!
みなさん、人生腐ることなかれ、
たとえ困難が訪れても原点0に戻って、
またはじめからスタートする気持ちを持とう!!
今朝の1枚
顔を上げ森林を見ながら、
そこにある空気をおもっきり吸い込め!
そうする生かされていることに気づく。