先日、息子が通う小学校の学校関係者評価委員会に出席してきた。
P会長をやっていたこともあり、もう10年近くやらせてもらっている。
学校の教育目標や目標達成のために独自の取り組み、
目指す児童の姿などなど、
現在の学校としての取り組みを聞かせてもらった。
先生方も色々と創意工夫をしながらやっている。
もちろん国の方針に従ってやっていることは間違いない。
その後、すべてのクラスを見学に行く。
どの教室もみんな真剣に勉強していた。
私語をしている児童はほとんどいなかった。
どこか物静かな感じでちょっと違和感。
また、コロナの影響で、
学校内がかなり風通しがよくなっており、、
これならマスクしてもなんとか勉強できる環境であった。
しかしながら、ずっとマスクも児童も辛いところであろう。
児童の学校での様子で変わった所を校長先生に聞くと、
ソーシャルディスタンスをとっているせいか、
児童同士の喧嘩やいじめなどの騒動が最近全くないらしい・・・。
なるほど!児童同士がある程度の距離をおくことによって、
このような現象が起きているとは・・・
人間は密接的な絡みがなくなると、
人に対する感情移入が変わっていくという普遍性を垣間見てしまった・・・。
人間は会って顔を合わせてこそ!
これはきっとこれからもずっと変わらないこと。
しかし社会がその真逆の方向へ向かって加速している。
これはやむを得ないことなのかもしれないが、
それによって人間同士の付き合い方が、
今後、簡素化されていくことは間違いない。
喧嘩をしない子供たち。
一見、良さそうに感じるかもしれないが、
喧嘩しない子供たちって、
ある意味、気味が悪い・・・。
この気味の悪さが常識になっていく社会。
テレビモニターを見ながら会話をして仕事する大人たち。
これまた異様な光景・・・。
この異様さが常識になっていく社会。
このコロナを機に、様々なことが今後変わる。
たとえコロナが終息しても、
社会の仕組みの変化は終息しない。
学校で言えば、
子供ひとりひとりで端末を持たせる時代。
いざとなればいつでも自宅でオンライン授業。
もうこれは100%確実・・・。
コロナで得た教訓で、
様々なことを変えていくことは、
決して悪いことではないが、
どうしても何か腑に落ちない部分もある・・・・。
これを言うと世間から怒られてしまうかもしれないが、
そこまでコロナに気を使う必要があるのか?・・・・・
毎年インフルエンザで3000人近く亡くなっているし、
生活習慣の悪化であらゆる病気が起こり、
癌などの重大疾患で亡くなる人の数も年々増え続けている。
さらに心の病気で自ら命を絶つ人の数は、
コロナで亡くなる数の比では今のところない。
もっと大きな視野からコロナ騒動を捉えてみる。
そうすれば、もっと違う社会有り方が見えてくるはず。
そこに目が行かないのが、
今の日本の姿だと私は思う。
その日本を将来背負っていくのが、
先日私が会ってきた子供たちなのだ。
今朝の1枚
まあ、お茶でも召し上がれ! この雰囲気良いですよね!