tondokoro's willとんちゃんの遺言 

人生の楽しみ方を深く追求していこう!

話は最後まで聞いてみないとわからない

浦島太郎は日本のお伽話として、

古くから言い伝えられている物語である。

さかのぼると日本書紀にその原作があると言われている。

その他にも万葉集御伽草子にも、

浦島太郎の物語が描かれているという。

弱い者を助けてやることの大切や、

ダメと言われたことは決してやってはいけないなど、

子どもの道徳心を養うための題材として使われてきた。

この物語を簡単に要約すると、

 

助けた亀に連れられて海の中の竜宮城に行ったところ、

この世の物とは思えぬ美しさで、

そこで美しい乙姫様に接待をうけて、

お土産に開けてはならない玉手箱を貰い

浜に戻ってみれば長い年月が経っており、

禁を破って玉手箱を開けると、

中から白煙が上がって老人になった。

 

という物語。

この物語はその時代時代において、

その内容が少しずつ変えられて伝わってきたと言われている。

時代によっては乙姫様との恋愛などが描かれていたが、

現在では小さな子供が読んだり、

学校の教科書に使用するにあって、

その描写はふさわしくないということでカットされている。

私はそもそもこの物語にどこか矛盾を感じていた。

亀を助けたことによって竜宮城へ行き、

そこで恩恵を受けたことは理解できるが、

帰る時になぜ開けていけないような玉手箱を

わざわざ太郎にお土産としてあげたのか。

そもそもそこが変だし、

開けるなと言われれば開けたくなるのが人間の性。

開けたら老人になってしまうなんて、

まるで恩を仇で返えされたような内容ではないか。

簡単に言えば亀なんか助けることなかったのだ。

亀を助けたことによって、

太郎は一気に老人となって、

その短い人生を終えることになった。

なんて悲劇な物語なのだ!

ということになる・・・。

この矛盾の原因は、

実はこの物語に続きがあるにも関わらず、

その部分がカットされてからだと言う。

私も最近それを知ったばかり。

そのカット部分とは

 

実は亀の正体は乙姫様で

太郎が老人になった後、

さらに鶴にその姿を変え、

蓬莱山で亀と再び出会い、

夫婦の神仙となる。

 

そこでこの物語は終わる。

なるほど!そうなると、

この物語の内容がちよっとだけすっきりする。

つまり・・・

浦島太郎はラブストーリーだったのだ!

という結論に至る。

しかも夫婦の神仙というところが凄い!

 

鶴は千年、亀は万年。

鶴と亀は長寿で縁起が良いものとして、

今でも日本人に浸透している。

だからこそ浦島太郎がこの時代でも、

語り継がれている所以ではないか。

 

今朝の1枚


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どういう運転をするとこうなるんだろうか・・

ガードフェンスの緊急仮復旧工事を市に依頼され出動!!