昨日1月6日は私の母親の誕生日だった。
生きていれば81歳。
75歳で亡くなったのでもう6年・・。
時々母親のことは思い出す。
私が10歳の時、
母親が40歳の時に脳腫瘍が判明。
病気を宣告されて家に帰ってきた日のことを、
私はいまだに鮮明に憶えている。
ずっと母親はふとんで泣いていた・・。
それから10年に渡ってなんと3回手術。
腫瘍の場所が悪く、きれいに切除できなかったため、
再発を繰り返した。
腫瘍ができなくなった後も、
その影響で半身麻痺やら糖尿病やら、
そして後年は痴呆症。
60代にして老人ホーム・・。
そして最後は風邪をこじらせ肺炎によって死去。
40歳から75歳まで、
ずっと病人だった。
その姿をずっと見てきたので、
なんとも可哀そうな人生だった・・・。
しかし、そんな母親が口癖のように言っていた言葉がある。
自分の人生での一番の喜びは、
子供を3人産んだこと、それしかないと・・。
たったそれだけ・・されどそれだけ。
ずっと病気だったし、友達もいない人生だった。
私が上京して、たまに田舎に帰っても、
半身麻痺なので痛い痛いと言ってばかり。
自分の人生を嘆いてばかりいた。
その母親の人生の唯一の喜びの欠片が私・・。
母親がいなければこの世に存在しなかった私。
母親がいなければ私の子供も生まれて来なかった。
命は確実に繋がっている!
改めて感謝!
すべての人間が女性から生まれてくる。
女性というしっかりとした土台から命が始まる。
おんなへんに台と書いて「始」。
すべての命は女性から始まる。
だから女性を大切にしなければならない。
特に母親には感謝しなければならない。
私は生前一度も母親に感謝の言葉をかけたことがない。
それを今でも少し後悔している。
もし生きていれば一度だけも言ってやりたい。
私を産んでくれてありがとう!
と・・・。
そんなことをふと母親の誕生日に思ったりしてみた。
今日の1枚
ほら母ちゃん!ちゃんと命は今も繋がっているよ!